平山五郎

役名
副長助勤 引用元
流派
神道無念流剣術 引用元
出身
播州姫路 引用元
紹介
文久三年二月、芹沢とともに浪士組に参加し上洛。壬生浪士組の結成メンバーとなる。 引用元
引用リスト

だんだら


輪違屋糸里(下)


「屯所で月見餅を搗いたのだが、たんと余ってしもうての。滋養になると思うて、胡麻餅ばかりをいただいてきた。目刺は朝飯の残り物だ」
五郎はん、と答える声が咽にからみついて、吉栄は咳いた。体の具合などどこも悪くはないが、涙を咳き偽るほかはなかった。
 引用元
典医身重の芸妓吉栄に自分の食事や屯所で搗いた餅をわざわざ貰ってきてきてくれる心優しい平山五郎の描写です。

輪違屋糸里(上)


「こないにしてぺろぺろねぶってたら、五郎はんの目ェももういっぺん開かはるかもしれしまへん。近藤先生も言うたはったえ。平山に二つの目ェがあれば、俺もかなわんやろて」
よほど嬉しかったのだろうか、笑わぬ男が苦笑いをして、吉栄の頬を抱き寄せた。
「何を言うか。あの近藤という男は、俺が今まで立ち合うた侍の中では格別の剣客だ。目が三つあっても足らぬわ」
 引用元
典医京の芸妓吉栄と近藤勇について話す平山五郎の描写です。

虎狼は空に 新選組小説


平山は芹沢ほどの凄味はないが、火焔のように仮借のない剣捌きであった。気が乗らないときや、初心者を相手にするときは、まったく冴えた技をみせなかったが、沖田、土方、永倉など試衛館出身の遣い手と立ちあうとき、隻眼を光らせ狂ったようにあばれまわった。
真剣での打ちこみも人なみはずれて猛烈で、市中見廻りの際の実戦では、彼の斬った相手の血は、二階家の破風まで飛ぶといわれていた。
「あの二人が本気で荒れ狂ったら、手におえませんからねえ。酒で殺しておけば、料理もしやすいってものでさ」
原田は茶を飲みつつ、つぶやいた。
 引用元
典医平山五郎の剣技について語る原田左之助の描写です。

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