蟻通勘吾
- 出身
- 讃岐高松
- 紹介
- 文久三年六月ごろ入隊。
- 引用リスト
歳三からの伝言
「怖くなかったといえば嘘になります。三条大橋で土佐藩士が長刀をふりかぶって駆けて来た時も、天満屋で十津川藩士が抜き打ちに斬りつけてきた時も、一瞬、体がすくみました。でも、わたしは逃げまいと思った。逃げては、そこまで歩いてきた道を自分で消すことになる。そんなことだけはしたくなかったのです」 歳三は、あらためて勘吾を見た。やはりおとなしげな顔立ちだった。 |
- 御陵衛士残党の近藤勇襲撃から箱館戦争までの土方歳三が描かれています。京都とはまた違った新選組隊士が活躍し、また鬼の副長時代にはあまり見えなかった土方の優しさが感じられる様な場面が多く描かれています。
- 引用の一節は平隊士として新選組創世記から第一線で戦い続けてきた蟻通勘吾の言葉です。
- もてるんだけど、ちょっと女性に素直になれない、なってはいけないと思っている土方さんって感じかな。
- 近藤勇を襲撃する篠原泰之進の土方への怨み、戦争で苦しむ会津の民が旧幕府軍だろうが官軍だろうが関係なく憎んでいる様子なども描かれておる。
- 意地を通し敗けていくたびに格好良さを増していく土方歳三。土方が刀を振るう場面も多くて、いいね!