川島勝司
- 役名
- 諸士取調役兼監察、伍長
- 出身
- 山城国川島村
- 紹介
- 文久三年五月までに入隊。
- 引用リスト
虎狼は空に 新選組小説
沖田が眼にしたのは、床の間を背に太刀を下段に構え、仁王立ちに立っている川島の姿であった。彼の足もとには浴衣の胸もとをはだけた侍が一人、棟打ちをくらって倒れ、もがいていた。 「動くなよ貴様ら、動けば斬りすてるぞ」 川島の重く淀んだ声が威嚇した。 総立ちになった侍たちは、床の間の刀を取りにくることもできず、立ちすくんでいる。 これはたいした役者だと、沖田は川島を見直す思いであった。 |
- 勇ましい川島勝司に感心する沖田総司です。